村田奈生子
Naoko Murata
村田奈生子は1984年大阪府生まれ。2006年京都精華大学芸術学部造形学科日本画コース卒業。「時間」をテーマに、雑誌やカタログの切り抜きなどを用いたコラージュ作品や、アナログのコラージュに基づくモノトーンの抽象画を制作している。時間の儚さや脆さを表現した作品は色彩を抑えた構成ながら、幾何学的な図柄や勢いのある筆致によって、静寂のなかに躍動感をも感じさせる。主な受賞歴に、「UNKNOWN ASIA」松尾良一賞/長森大介レビュアー賞(2019)、「アートストリーム2015」カワチ賞、「10th TAGBOAT AWARD」入選(2015)。関西を中心に作品を発表。近年参加したグループ展に「STILL」(BEAK585 GALLERY、大阪、2025)、「Idemitsu Art Award入選展」(国立新美術館、東京、2024)、「Black is Infinite」(7 Gallery藤井大丸、京都、2024)、「エマージング・ヴィジョンズ」(ギャルリーためなが、東京、2024)など。