松野純子
Junko Matsuno
松野純子は1978年三重県生まれ。2003年京都嵯峨芸術大学付属芸術文化研究所研究生修了。遠くからでは墨の飛沫に見え、近づくと緻密な模様が現れる、鑑賞する位置の違いで異なった印象を持つ抽象画を描く。偶然に飛び散る墨や絵具と、意図して描かれた線という相反するもののなかに、目には見えない存在や力を感じ取る人間の本能を表現することを試みている。近年の個展に「まだ何ものでもない」(TS4312、東京、2022)、「~1~ の惑星」(TS4312、東京、2021)、「はじまるのはじまり」(TS4312、東京、2020)。SHIBUYA AWARDS 2015大賞、第10回大黒屋現代アート公募展入選(2015)、タグボートアートフェス2014グランプリなどを受賞。