田代敏朗
Toshiaki Tashiro
田代敏朗は1980年佐賀県生まれ。佐賀県立佐賀北高校芸術コース美術学科卒業、私立大阪芸術大学芸術学部映像学科中退。高校在学中に出品した佐賀県展洋画の部において史上最年少16歳で主席(県知事賞、山口亮一賞)を受賞。大学中退後、本格的に画家としての活動を開始。現在、八ヶ岳南麓の長野県にアトリエを構える。
2003年、日比野克彦、村上隆らの選出により森アーツセンター(六本木ヒルズ)の「Artist by Artists」に出展。10年、上野の森美術館大賞展入選。11年、トーキョーワンダーウォール入選(2012年、トーキョーワンダーシード出展)。同年、東日本大震災のボランティアをきっかけに開始した「5000円プロジェクト」により、原画作品が3年の期間に700点以上購入される。
14年、ひよこ本舗吉野堂の100周年記念として新しく誕生したブランド「DOUX’ DAMOUR」の全パッケージのデザインのもととなるアーティストに抜擢。15年、言葉とゲシュタルト崩壊をテーマにした「New Language, New Communication」を発表。初の作品集『New Language, New Communication(Wooly Arts)』を出版。17年、初となるニューヨーク・ブルックリンでの展示「wooly in blooklyn」にメイン作家として出展。同年、六本松 蔦屋書店(福岡)のグランドオープン記念として、個展「THE VERY END OF DAWN」を開催。展示のたびに様々なコンセプトやステイトメントを展開させている。
20年、最愛の家族を自殺により亡くしていること、それに伴う自身の様々な経験や想いが創作のコンセプトとなっていることを公表。集大成となる作品集をつくるために自身初のクラウドファンディングにて資金を募りプロジェクトが成功。21年には、画家人生25年の集大成となる作品集『Toshiaki Tashiro Art Works 1995-2020』をリリース。その頃より、アートシンキング、カウンセリング、セラピーやヒーリングなど様々な方面から解釈し独自に構築したアートワークショップを開催。現在300名以上の受講者を超え、マンツーマンのオンラインワークセッションも行っている。
作品集リリース後、「内観」「アニミズム」をテーマに大きく画風の変換を遂げた「Introspection」「photon」シリーズを制作。福岡TAGSTÅ GALLERY、東京GINZA SIX・銀座蔦屋書店、などで展示を展開する。