櫻井充
Mitsuru Sakurai
櫻井充は1979年東京都生まれ。東京造形大学造形学部デザイン学科視覚伝達専攻写真コース卒業。鉄という素材に焦点を当てた「Fe」や、日本各地の灯台をテーマにした「BP」を通じて、人工物と空間、視点との関係を探求する。現在は新シリーズ「イム」でセルフ・ポートレートに立ち返り、観察によって対象の状態が変化するという量子力学的視点を参照しながら、「自己」という多面体を再構成する取り組みを続ける。2023年より東京造形大学造形学部デザイン学科写真専攻領域で非常勤教員を務める。主な展覧会に、「IPA(International Photograhy Award) BEST OF SHOW - CURATOR SELECTION」(ニューヨークほか、2019)、「櫻井充 写真展『Fe』」(アーツ千代田 3331、東京、2020)など。