北田正太郎はイラストレーター、アーティスト。ペン画、コラージュ、アニメーション等の表現手法を用い、さまざまな媒体で活動する。近年は、テーマに即した物語性のあるシチュエーションを自身が作る紙立体で組み上げ、写真や動画といった媒体を通して表現。立体作品は、絵やCGにはないリアリティを感じると同時にぎこちない動き、スケール感や同質の世界感にどこか違和感を覚える。こういった瞬時に判断し切れない妙なリアリティを利用し、社会的出来事や日常風景を組み合わせながらユーモラスなイメージを創り出している。