井越有紀は1981年北海道・札幌市生まれ。2004年武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科ファッションデザインコース卒業。人物や鳥などをモチーフとし、繊維素材に綿を詰めて縫い合わせた立体作品を制作。素材が持つ柔らかい性質を活かし、生命に触れた時に感じる温かさや存在感を表現する。主な個展に「あいだの体温」（ギャラリー犬養、北海道、2021）、「おなかのなかに海がある」（ギャラリー犬養、北海道、2020）、グループ展に「空なる水は待ち詫びて」（大丸藤井セントラルスカイホール、北海道、2016）など。