大沢昌助
Shosuke Osawa
大沢昌助は1903年東京都生まれ。東京美術学校(現・東京芸術大学)西洋画科を首席で卒業。戦後、二科会の再建に創立会員として活躍。「サロンドメ」、「国際形象展」、「サンパウロ・ビエナーレ」などの国際展にも数多く出品する。単純化された人物像を特徴とする初期作品から、80歳を過ぎて「ソフトライン」や「水平線シリーズ」など、簡潔でありながら色彩豊かな独自の抽象絵画を確立。国立競技場や東京都新庁舎本会議場ロビーの壁画制作を手がけるなど、日本の公共空間にも多くの作品を残し、美術館にもコレクションされている。主な展覧会に、「生誕120年 大沢昌助展」(練馬区立美術館、東京、2023)、「大沢昌助と建畠覚造 それぞれのふたり」(世田谷美術館、東京、2021)、「芸術家の家 大沢昌助と父三之助展 絵画と建築」(練馬区立美術館、東京、2010)など。「国際形象展 愛知県立美術館賞」(1965)受賞。
1965年 国際形象展にて愛知県立美術館賞を受賞