ラファエル・ローゼンダール
Rafaël Rozendaal
ラファエル・ローゼンダールは1980年オランダ生まれ。2000年より自身のウェブサイトで活動し、ドメイン名も含めたページをひとつの作品として発表。作品はコレクターの手に渡ると、ウェブサイトに購入者の名前がつけられる。ウェブサイトでは、上下や横の移動といったシンプルな動きのプログラム映像、Google Chromeのプラグインで複数のウェブサイトを抽象化し、それらの画像を組み合わせてつくるタピスリー、レンチキュラーによる絵画作品、詩など幅広い作品を公開。また美術館やギャラリーなどの実空間でも展示を行い、これまでポンピドゥー・センター(パリ)、ステデリック美術館(アムステルダム)での展覧会、ヴェネチア・ビエンナーレをはじめとする国際展に映像作品やインスタレーションを出展している。
「新世代アーティスト展 in Kawasaki セカイがハンテンし、テイク」展(川崎市市民ミュージアム、2013)への参加をきっかけに、13年から英語俳句も創作している。15年にはニューヨークのタイムズ・スクエアで、国際的に評価の高いアーティストを個展形式で紹介するパブリックアートプログラム「Midnight Moment」のひとりに選ばれ、電光掲示板を使ったインスタレーション《much better than this.com》が話題となった。18年に十和田市現代美術館で初の美術館個展「ジェネロシティ寛容さの美学」を開催。