タムラサトル
Satoru Tamura
タムラサトルは1972年栃木県生まれ。95年筑波大学芸術専門学群総合造形卒業。「意味の破壊」をテーマに制作を行い、チェーンやスプロケットで構成された動き続ける数字や図形、回転するワニや後退するクマといった機械仕掛けの大小様々な作品、映像作品、白熱灯が明滅を繰り返すインスタレーションなどを国内外で発表している。回転・接触・点滅・移動などを組み合わせて無目的に動き続ける作品は、機械としての有能性をなくし、すべてのものが「意味」や「機能」から解放され、ユーモアとウィットに富んだ芸術として鑑賞者の前に現れる。
これまでの個展に、「プラザノース開館10周年記念展 Domain of Art 22 タムラサトル展 Wall to Wall」(プラザノース ノースギャラリー、埼玉、2019)、「0 to 9」(TEZUKAYAMA GALLERY、大阪、2017)、「バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン」(nap gallery、東京、2017)、「タムラサトル《真夏の遊園地》」(栃木県立美術館、2014)など。主な受賞歴に、「INTERNATIONAL LIGHT ART AWARD 2017」大賞、「LUMINE meets ART AWARD 2015」準グランプリ、「第12回岡本太郎現代芸術賞展」特別賞(2009)などがある。