小川万莉子
Mariko Ogawa
小川万莉子は1987年熊本県生まれ。2014年に京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)大学院芸術研究科芸術表現専攻ペインティング領域を修了。 同年に銀座スルガ台画廊(東京)にて初個展「weight of the form」を開催し、以降、東京を拠点に個展やグループ展で絵画作品を発表している。作品のモチーフは、自然を散策した時に体感する風や雨の匂い、光や音といった身体感覚にふれてくるもの。森や庭を歩く時に、また筆をとる時に、周囲と自身の境界が曖昧になるような感覚が呼び起こされ、そこで目にし感じ取った風景や空気感を追体験するような、有機的で抽象的なイメージを画面上に描いている。近年の個展に、「misty form」(GALLERY 麟、東京、2020)、「半透明のからだ」(ギャラリーKINGYO、東京、2019)、「小川万莉子 絵画展」(アートスペース&ティー「わとわ」、東京、2019)、「小川万莉子展」(art gallery closet、東京、2018)などがある。