富田菜摘
Natsumi Tomita
富田菜摘は1986年東京都生まれ。2009年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。不要となった日用品や電子機器、廃材を丁寧に組み立て、表情豊かで愛らしい動物の立体作品を制作している。代表的なモチーフは、カメやサル、鳥、恐竜など。2メートルにおよぶ大型の作品や、キャスターつきの椅子を土台とした可動式の作品も手がけている。これら金属作品と並行して、新聞や雑誌の切り抜きを使った人物作品を発表。また、身近にある廃材を使ったワークショップの開催、店舗やテレビ番組の美術制作、ミュージックビデオのアートワークなども担当し、幅広く活動している。これまでの個展に、「富田菜摘 スクラップ・ワールド」(ヤマザキマザック美術館、愛知、2020)、「クリエイティブリユースでアート!×富田菜摘『ものものいきもの』展」(調布市文化会館たづくり、2020)、「中吊りの日々」(ギャルリー東京ユマニテ、2018)、「Wonder Orchestra」(Bunkamura Gallery、東京、2017)など。香港(2012)やシンガポール(2009)のギャラリーでも個展を行った。作品は、浜田市世界こども美術館、東京オペラシティアートギャラリー、佐藤美術館(東京)、府中市美術館、多摩美術大学美術館に収蔵されている。