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上野裕二郎の個展「Clash of Two Spirits -天地の鬩ぎ-」が銀座 蔦屋書店にて開催。作品およびマルチプル作品を販売。

上野裕二郎による個展「Clash of Two Spirits ー天地の鬩ぎー」を、2⽉11⽇(土)から2月25日(土)の期間に銀座 蔦屋書店の中央イベントスペース、GINZA ATRIUMにて開催いたします。

 

販売について

マルチプル作品

※イメージ画像(上段4種:陽シリーズ、下段4種:陰シリーズ)

中国の神話、天の四方の方角を司る霊獣である四神(四獣)をモチーフとした版画作品。手描きの絵画をデータに置き換えて制作したり、箔や凹凸感のある表現を使用するなど、普段の絵画制作とは異なるアプローチで制作された意欲作です。東の青龍、西の白虎、南の朱雀、北の玄武それぞれのモチーフごとに、色味を変えた陰・陽各2種類の版画を発表予定。
※画像はイメージです。現在制作中のため実物は画像と異なる場合がございます。

当サイトにて2月11日(土)11時より販売いたします。
※マルチプル作品は店頭での販売はございません。
 


※2月11日(土)11時00分~ ページ公開・販売開始いたします。
※作品はプレセールスの状況により予告なく販売が終了することがあります。

 

ユニーク作品

展覧会会場にて2月11日(土)11時より販売いたします。一部の作品は当サイトにても2月11日(土)11時より販売開始いたします。

※2月11日(土)11時00分~ ページ公開・販売開始いたします。※作品はプレセールス・会場販売の状況により予告なく販売が終了することがあります。

 

展覧会について

上野裕二郎は東洋思想の「気」の思想をベースに龍や虎、鳥などの生き物をモチーフに、絵画制作を続ける新進気鋭の作家です。

1996年に京都に生まれ育ち、2015年に沖縄県立芸術大学へ進学。京都と沖縄という異なる文化に身を置くことで、進学前から興味のあった西洋美術、京都で見てきた屏風画、アジアの美術など様々な要素を作品に取り入れてきました。想像上か実際の生き物かは問わず、厳しい環境の中で生きる生物たちのエネルギーを筆のストロークで表現し、具象と抽象を繋げながら制作をしています。

宇宙の万物を「陰」と「陽」の相反する二つの要素でとらえる陰陽五行説の思想に基づき「Clash of Two Spirits ―天地の鬩ぎ―」と題された本展では、陰と陽をモチーフとした対を成すマルチプル作品など新作を発表します。

ぜひ会場で迫力ある作品の数々をご覧ください。

 

アーティストステートメント

私は東アジアを中心に伝統的に描かれてきた、龍や虎、鳥などの生物をモチーフに、それらと外界との気の揺らぎや、生成と消滅を繰り返しながら続いていく時間と物質の流れといったものに迫ることを制作の主題としてきました。

東洋には万物の本質を気(あるいは目に見えない流れ)と捉える思想があり、東洋絵画は万物が持つ気韻生動を筆さばきによって表現することを伝統として発展してきました。私はそうした思想を拠り所としつつ、近現代の西洋美術の文脈とも共鳴する、キャンバスにアクリル絵具と油彩を併用するなどの複合的な手法で絵画表現を行なっています。

また、「現代と古代、東洋と西洋、具象と抽象、そして存在と非存在」といった両極の要素を統合することで、絵画に多元性を持たせることを目指しています。

本展覧会のタイトル「Clash of Two Spirits ―天地の鬩ぎ―」は、そうした制作の方法論に加え、宇宙の万物が陰と陽のふたつの気に大別され、それらが鬩ぎ合い、補完し合う中で生滅のサイクルが維持されるとする陰陽五行説に基づいています。
東洋ではこうした思想を背景に、伝統的に様々な生き物の組み合わせが好まれて表現されてきました。龍と虎以外にも、龍と鳳凰、鳳凰と麒麟など、対となる組み合わせが多数存在します。これらは対となれば陰と陽、天と地、柔と剛などを表すと同時に、個の中にも陰と陽のふたつの気が存在すると考えられています。

今回の展覧会では、作品自体は独立しつつも、対を成すモチーフを多数配置することで空間の中での関連性や「鬩ぎ」を作り出すことを意図しています。

上野裕二郎

Information

上野裕二郎 個展 「Clash of Two Spirits ー天地の鬩ぎー」

会期:2023年2月11日(土)~2月25日(土)
会場:銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(イベントスペース)
開館時間:11:00-20:00 ※最終日のみ、18時閉場
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp