第14弾 牧田愛 × 山本雄基
アーティストによる対談連載、作品紹介を行う企画「DIALOGUE for ART」。本企画では、アーティストたちが何を考えながら制作にのぞんでいるのか、何を目指し、悩みながら、どのように作品をつくり上げているのか。作家同士の対談というかたちでクリエイションの核心にアプローチしていきます。
今回は、牧田愛と山本雄基による対談です。牧田は、人工物が蠢く画面をPC上で構築し、そのイメージをもとに油彩画をつくり上げます。山本は、透明感あるたくさんの円が交錯する図柄を描き、観る側を深い思考に誘い込みます。独自の絵画表現を追求するふたりに、改めておたがいの制作についてお話しをうかがいました。
対談記事はウェブ版美術手帖にて掲載し、対談に登場するアーティストの作品は、オンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」でご購入いただけます。アーティストの思いを対談を通して伝えること、アーティストたちの生み出す作品に触れてもらい、コレクションしてもらうことで、アートシーンがさらに活性化していくことに貢献できればと考えています。
8月15日(火)12時公開
プロフィール
牧田愛
1985年千葉県生まれ。東京藝術大学大学院芸術学専攻美術教育研究科修了。金属やプラスチックなどでできた工業製品をモチーフに絵画を構成し、有機と無機、二次元と三次元を行き来する作品をつくる。現在はニューヨークを拠点に活動。主な展覧会に「Tectonic Shifts」(The Something Machine、ニューヨーク、2022)、「Species」(六本木蔦屋書店ギャラリー、東京、2022)、「無明と可視」(ポーラミュージアム アネックス、東京、2018)、「クロニクル、クロニクル!」(Creative Center Osaka、大阪、2016)、テラダ・アートアウォード(T-Art Gallery、東京、2014)、岡本太郎現代芸術賞(川崎市岡本太郎美術館、川崎、2014)など。
山本雄基
1981年北海道帯広市生まれ。2007年北海道教育大学大学院修了。現在札幌市在住。重層的な透明層のなかで、円をくり抜く円を複雑に交錯させた抽象画を描く。階層をまたいだ色やかたちの相互関係による絵画空間をつくることで、対立的な物事のあいだを造形的に思考する。2010年、第5回大黒屋現代アート公募展(板室温泉大黒屋)で大賞を受賞。2015年、第30回ホルベインスカラシップ奨学生。主な展覧会に、個展「Yuki Yamamoto」(Mikiko Sato Gallery、ドイツ、2022)、「山本雄基展」(板室温泉大黒屋、栃木、2022)、グループ展「Under Current」(Powerlong Museum、上海、2022)、「-Endless- 山本雄基, 牧田愛, 木下令子 」(Tokyo International Gallery、東京、2021)、「Flatten Image-山本雄基・浦川大志展-」(ギャラリー門馬、札幌、2019)、「VOCA展2014」(上野の森美術館、東京)、道東アートファイル2013(帯広美術館、北海道)など。
Information
企画|アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」 |