大岩オスカールは、ユーモアと想像力を散りばめ、社会風刺に満ちた世界観を描くアーティストです。東京とニューヨークに拠点を置き、ブラジル・サンパウロで生まれた彼の作品は、俯瞰的でダイナミックな絵画作品として評価され、国内外の美術館に多数収蔵されています。
本展では、京都 蔦屋書店での個展開催に続いて新作4点が加わり、「ライトショップ」というタイトルが示すように、光を象徴的に描いたシリーズが発表されます。健康な体をつくりあげるためには食べ物が重要なように、心の栄養となる「精神的な食べ物」とはどんなものか、それを提供するお店とはどんなものかという想像から温かな物語が展開。光のもとに人々が集まる心地よい所の象徴として、小さな「屋台」も会場に設置されます。
このたび、本展の出展作を「OIL by 美術手帖」でもあわせて販売いたします。作品の奥に優しく広がる大岩オスカールの世界をオンラインでもお楽しみください。
《Light Rabbit and Shadow Cat(object)1》(2024)
《Light Rabbit and Shadow Cat(object)2》(2024)
《Light Shop (Green)》(2024)
《Hell’s Kitchen 7》(2024)
《Light Rabbit meet Shadow Cat (Minka)》(2023)
Artist Profile
大岩オスカール
1965年ブラジル・サンパウロ生まれ。日本人の両親を持つ。89年にサンパウロ大学建築学部を卒業し、2004年にニューヨークに移住。東京とニューヨークを行き来しながら、都市での生活体験や社会問題をテーマに、風刺やユーモアを交えた、俯瞰的でダイナミックな絵画作品を制作している。
Information
大岩オスカール個展「Light Shop」
会期:2024年12月21日~2025年1月8日 |