「WHYNOT.TOKYO」は、アートを通じた新たなコミュニケーションの場を創出し、プロジェクトベースで多様なアート体験を提供しています。その活動の一環として、2024年の能登半島地震や9月の豪雨で被災した珠洲焼作家を支援するため、珠洲焼応援プロジェクト「やさしいくろとたゆたうあお」を立ち上げました。伝統工芸である珠洲焼の再興と作家たちの復興をサポートし、国内外にその魅力を発信することを目的としている本プロジェクトにおいて、このたび7月2日から大阪・関西万博会場 EXPOメッセ「WASSE」にて展示企画が開催されます。
2024年元日に発生した能登半島地震は、石川県珠洲市にある珠洲焼の窯元22基すべてに多大な損壊と浸水の被害をもたらしました。この厳しい状況のなか、珠洲焼の作家たちは復興に向けて、共同焼成による制作活動を2025年5月に実施。本展では、被災した5名の作家たちが、ひとつの窯で、ほかの作家たちと共同で焼成するという初めてのチャレンジにより生まれた作品を中心に展示します。また、「WHYNOT.TOKYO」を主催するアーティスト、高屋永遠も作品を発表。珠洲焼作家とのコラボレーションを本展で展開します。
このたび、「OIL」では会期にあわせ、オンラインでも出展作品をご紹介します。会場に足をお運びいただくとともに、オンラインでも珠洲焼の魅力をぜひお楽しみください。
宮脇まゆみ《海波紋 大皿》
岩城伸佳《うずくまる》
鍛治ちえみ《蚊遣器》
木澤孝則《花入》
高屋永遠《位相-生(慧Ⅰ)/ Earth (perception Ⅰ)》
※本企画の売上は、珠洲焼応援プロジェクトの活動に役立てられます。
Information
やさしいくろとたゆたうあお
会期:2025年7月2日〜6日 |
