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GALLERY ETHERより、4名の写真家が紡ぐ日常に寄り添うカレンダー「Calendar of 2026」をご紹介

11月14日から16日までの3日間、GALLERY ETHERでは、4名の写真家によるカレンダーの発売を記念したポップアップ展「Calendar of 2026」が開催。会期にあわせ、オンラインでも出展作を販売いたします。

 

 

 このたび、GALLERY ETHERでは、写真家の楠優、神谷昂、星野泉、山路雅央による2026年版のカレンダーを販売いたします。本カレンダーの制作企画ディレクター木村理佳子による呼びかけで、写真家の楠、神谷、星野が集まり、それぞれの写真で構成するカレンダーの制作が2020年から始まりました。昨年から引き続き、本年も山路が参加。6年目となる今回は、新たに画家の和田賢歩をデザイナーとして迎え月玉、日玉のトータルアートワークを担当。版画やペンシルによる表現が写真と調和し、より統一感のある仕上がりとなりました。

 写真を撮る際、それぞれに異なる視点から、4名の写真家は多彩な世界観を表現しています。楠は自分の好きなものだけを選び、物事の真正面に立ってシャッターを切ります。神谷はドリーミーな感覚(幻想的・既視感)を意識し、星野は自分が見たものや出来事を素直に撮影。山路はハンターのような感覚で街に出て、見たことのないものを探し、気になるものを撮っていくスタイル。彼らは、社会的・政治的なテーマを掲げるのではなく、写真を初めて撮ったときに感じた「写真って面白い」という純粋な気持ちを大切にしています。毎年夏の終わり、それぞれが一年間で撮影したなかから好きな写真を持ち寄り、ディレクター木村が、それぞれの時間をつなぎ合わせるように構成を考え、一年の物語としてカレンダーにまとめています。

 発売を記念したポップアップ展 「Calendar of 2026」が11月14日から16日までの3日間、GALLERY ETHERにて開催。本展では、カレンダーに採用された写真のほか、候補として選ばれながらも未収録となった作品も展示しています。色やトーンへのこだわりはもちろん、彼らが大切にしているのは「写真」そのものの魅力。印刷物やスマートフォンの画面では伝わりにくい質感を直接ご覧いただけます。

 「実用性と芸術性の両立」をテーマに、日常に寄り添うデザインへとさらに進化を遂げた本カレンダー。4名の写真家が見つめる一瞬の光と時間の流れをオンラインでもぜひお楽しみください。

昨年の「Calendar of 2025」展示風景

 

Calendar of 2026

※画像をタップすると、カレンダーの紹介ページに移動します。

左:星野泉 右:神谷昴
左:山路雅央 右:楠優

 

 

 

GALLERY ETHER

GALLERY ETHERは、米国フロリダ出身のアーティストであるジェラミ・ストレングスが、2020年に東京・西麻布に創設した現代美術のギャラリー。「アーティストがそのヴィジョンや探求を開示する場所であると同時に、あらゆる人々が自己という物語をより豊かに語る自己創造の場所となる」ことをコンセプトとしている。ギャラリーの地下1階には、国内外の著名なアーティストから若手のアーティストまでの幅広い作品を紹介するプライマリーギャラリースペースがあるいっぽう、地上階にはアート本を楽しめるブックスペースやアーティストとのコラボーレーショングッズを販売するスペースも併設。アーティストと人々をつなぐ新しいスタイルのギャラリーを提案している。取扱作家は、チャールズ・コハン、チハル・ローチ、ジェフ・スティーブンス、ムエボン、アレックス・フェイス、サンテ・ヴィジオーニ、SAKI OTSUKA、片山真理、辻本健輝、奥天昌樹、Kentaro Takahashiなど。アートが生み出すインスピレーションのもとで、アーティストと人々が互いにつながりあい、対話を続けるための良き媒介となる、という使命のもと、GALLERY ETHERは既成概念にはとらわれない新しいスタイルを発信し続ける。

 

 

編集部

Artist Profile

楠優

1987年東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。大学卒業後、熊谷貫氏のアシスタントを3年間務める。グループ展「NEW OLD SCHOOL2」(AXIS GALLERY、東京、2023)に参加。

 

 

 

 

神谷昂

1987年東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。大学卒業後、渡米。

 

 

 

 

星野泉

1988年生まれ。東京を拠点に国内外で活動する。自身の作品の他にも、様々なブランドの撮影やディレクションなど手掛けている。主な個展に「Life Is Good.」(GALLERY ETHER、東京、2022)など。

 

 

 

 

山路雅央

1987年千葉県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。東京を拠点に作品を制作する。「DARKroomDwellers」としても活動しており、清里フォトミュージアムや、アリゾナ大学センター・フォー・クリエイティブ・フォトグラフィなどに作品が所蔵されている。

 

 

 

 

Information

「Calendar of 2026」

会期:2025年11月14日~16日
会場:GALLERY ETHER
住所:東京都港区西麻布3-24-19 山王商会西麻布ビルF1-B1F 
開館時間:11月14日12:00~21:00、15日12:00~20:00、16日12:00~19:00
料金:無料

オープニングレセプション開催
楠優、神谷昂、星野泉、山路雅央が在廊
日時:11月14日
時間:17:00~21:00