風能奈々(Nana ・ Funo)
風能奈々は1983年静岡県生まれ。2006年大阪芸術大学芸術学部美術学科油画コースを卒業後、2008年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。現在静岡を拠点に活動しています。主な展覧会に2020年「びじゅつじょろん 2」(藤枝市民会館、静岡)、2009年「触っても触っても遠い」(小山登美夫ギャラリー、東京)、2009年「現代美術の展望 VOCA展 2009 -新しい平面の作家たち-」(上野の森美術館、東京)など。作品はアマン東京、ジャピゴッツィコレクション(スイス/アメリカ)、高橋コレクション、高松市美術館、モンブラン GBU ジャパンに収蔵されています。
今回ご紹介する絵画は、本年2月に静岡県藤枝市で開催された「びじゅつじょろん2」展に出品するため制作された新作です。新型コロナ感染症の拡大防止のため、この展覧会はオープンしてすぐにクローズとなってしまったため、このたび改めての新作披露となります。
幼い頃から愛しむ想像や物語の内的世界を、高い密度をもって表現した作品群が特徴的な風能奈々。何層にも重ねられたアクリル絵画はまるで、磁器や彫金を思わせる表情を持って私たちを惹きつけます。刺繍や織物のような繊細な筆致を湛えた絵画は、画面を超えて壮大な物語を語りかけてくるようです。
《マンドラゴラのルビン》
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《曲のよう・一欠片の氷》
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《地下の湿度と紙の手ざわり》
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Information
風能奈々「祈りに似たもの」 会期:2020年7月7日(火)〜26日(日) |