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この星の絵の具
『この星の絵の具[中]ダーフハース通り52』
「国立時代」を著した青春編の上巻に続き、異国の地での挫折や成功を経て、自身の芸術を追い求める姿を自伝小説の形式で語るビルドゥングスロマンの第二作。本書は、小林が伝説のキュレーター、ヤン・フートにその才能を認められ、ベルギー・ゲントへ渡った1996年から始まります。初めての国際美術展への参加となるサンパウロ・ビエンナーレ、世界的なアーティストたちとの交流、そして作品を床に置くというオリジナルな絵画スタイルを獲得する過程が描かれています。小林アトリエとシュウゴアーツのアーカイブから選んだカラー図版を含め、368ページに及ぶボリュームで読み応えのある仕上がりとなっています。
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《Flash (drawing 2005) #12》
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《'98 Jan. in Ghent (1)》
小説の舞台となる90年代当時、小林がゲントで制作したドローイングを「OIL by 美術手帖」にて販売しております。
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Artist Profile
小林正人
1957年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部油画専攻卒業。第22回サンパウロビエンナーレ(1996)日本代表。97年に現代美術のキュレーター、ヤン・フートの招きによりベルギー・ゲントを拠点に各地で制作を行った後、2006年に帰国。広島県福山市を拠点に活動を続ける。自由で開放された絵画のあり方を追求し、「木枠をつくる」「キャンバスを張る」「描く」などの行為を並行する手法を取る。または直接手で描くなどの様々な手法で作品を手がけてきた。
主な個展に「小林正人展」(宮城県美術館、2000)、「A Son of Painting」(S.M.A.K、ゲント、2001)、「STARRY PAINT」(テンスタコンストハーレ、スウェーデン、2004年)。これまで参加した展覧会に「絵画、それを愛と呼ぶことにしよう vol.9 小林正人+杉戸洋」(gallery αM、東京、2013)、「三沢厚彦 アニマルハウス:謎の館」(渋谷区立松濤美術館、2017)など。現在、東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻教授。
Information
シュウゴアーツオンラインショー 小林正人「この星の絵の具」 公開:2021年2月20日(土) より http://shugoarts.com/news/49792/ |