フレームサイズ:H36.5×W44×D3.6cm

東京と栃木を拠点に活動しているアーティスト。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズのファイン・アート学部を卒業。「万物は流転する」と、今から約2500年前のギリシャを生きた哲学者ヘラクレイトスが言ったように、この世界の全てのものは常に変化し続けている。全ての生き物はいつか土に還り、形のあるものはいつか必ず崩れ、変質する。しかし人類は、この「流転」に抗いたいという願望、「何かを永遠に留めておきたい」という願望をずっと抱いてきた。このような無常さと叶うことのない保存への憧れに興味を持ち制作を開始。人間特有の無常観と保存への憧れの二面性を表現するため、「写真を紙に印刷し土に埋める」という手法を使い作品を制作している。土中の水分と菌類によって「写真」は分解され形を変えていく。流転する世界のいち場面を切り取ったはずの「写真」が、脆い紙の上で、変わってしまう。流転に抗う保存への憧憬とは一見真逆に思える行為から脆弱性と儚さが生まれ、そこから人類が留めておきたい、と強く願った本質的であり永続的でもある美しさが生まれるのではないだろうか。

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小野久留美

Bio 010003

2022 - 2022

¥ 139,700 (税込)

フレームサイズ:H36.5×W44×D3.6cm

東京と栃木を拠点に活動しているアーティスト。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズのファイン・アート学部を卒業。「万物は流転する」と、今から約2500年前のギリシャを生きた哲学者ヘラクレイトスが言ったように、この世界の全てのものは常に変化し続けている。全ての生き物はいつか土に還り、形のあるものはいつか必ず崩れ、変質する。しかし人類は、この「流転」に抗いたいという願望、「何かを永遠に留めておきたい」という願望をずっと抱いてきた。このような無常さと叶うことのない保存への憧れに興味を持ち制作を開始。人間特有の無常観と保存への憧れの二面性を表現するため、「写真を紙に印刷し土に埋める」という手法を使い作品を制作している。土中の水分と菌類によって「写真」は分解され形を変えていく。流転する世界のいち場面を切り取ったはずの「写真」が、脆い紙の上で、変わってしまう。流転に抗う保存への憧憬とは一見真逆に思える行為から脆弱性と儚さが生まれ、そこから人類が留めておきたい、と強く願った本質的であり永続的でもある美しさが生まれるのではないだろうか。

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取り扱い KIYOSHI ART SPACE
エディション なし
サイズ 21.0 x 29.7 x cm
重量 1.0kg
素材 紙、インク、土
商品コード 1100016044
配送までの期間 1週間程度(ギャラリーでのお渡しも可能です)
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