SOLD OUT
「月極」で開催中の個展『マグショット』(2023年6月17日- 7月9日)出品作品
アメリカなどで逮捕された時に撮影されることで有名なマグショットのビジュアルをインターネットより引用した本シリーズは、同一人物の正面写真と横顔写真をランダムに組み合わせることで構成されています。私にとってコラージュメディアの選択、そして自身のアートワークの核は無慈悲にカットアンドペーストし、ただ美しい構成を導き出すことにあります。
絵画の進化でもあり、コラージュ手法の祖とも評論されているパピエ・コレ、そしてキュビズム。20世紀初頭の美術運動、その技法は解剖学を利用して身体=自然物の内なる構造や要素を導き出したり、多次元など概念で人間の捉える世界そのものを拡張してきたと評されています。
本作はそのオマージュというより、おのずと受け継がれた延長上にある私なりの現代表現だと考えています。美しいビジュアル構成の自分なりの計算式と共に、世界に浮遊するデジタルデータを、布のような構造物で小さな空間の繰り返し、次元をフィジカルに内服させる事で作品は形成されています。
cobird:
1977年、神奈川県生まれ。玉川大学文学部デザイン科卒業。大学でデザインを学んだ後、アパレルメーカー にて、デザイン業務に従事しながら、布帛、編み物の基礎を学ぶ。この布帛組織への造詣と、彼のルーツで ある90年代のストリートカルチャー、特にヒップホップ、ラップミュージックのサンプリングに近い手法を 用いて、印刷した紙や、既存の色々な素材を縦横の短冊状にカッターで切り刻み、手作業で織物の組織のよ うに1本づつ交互に差込み、編み込むように形成したコラージュ作品を製作。現在は、東京を中心に個展や グループ展で作品を発表しつつ、アパレルやミュージシャンへアートワークを提供するなど、様々なシーン でクリエイションも行っている。
主な展示歴に、「時と場合」ギャラリー月極(東京) 2018、「変容のありか 流れる時間の捉え方」藤沢市アー トスペース 作品展示 (神奈川)2020、その他の参加プロジェクトに「NINJA TUNE☓Sasquatchfabrix. 」カプセル コレクション、Tシャツデザインに作品提供 2021など。
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取り扱い | 月極 |
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サイズ | 22.7 x 15.8 x cm |
素材 | Inkjet print on paper,Resin,Woodboard and Hand weving |
商品コード | 1100024865 |
配送までの期間 | 7月中旬以降に発送 |
備考 | *本作品は会場併売品につき、品切れの場合にはご注文をキャンセルさせていただく場合がございます。あらかじめ、ご了承ください。 |
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