2021年にVOILLDで開催された中山信一による個展、「PARK（パーク）」にて展示された平面作品です。

中山信一は、1986年に日本に生まれ、多摩美術大学グラフィックデザイン学科を卒業後 、多摩美術大学大学院博士課程前期グラフィックデザイン研究領域を修了。イラストレーターとして、資生堂、日本郵便、朝日新聞社、渋谷WWWなど、幅広いクライアントに作品を提供する傍ら、ドローイングやペインティング作品の製作も精力的に行っており、2015年から通年にわたって、国内の様々な場所で展覧会を行っています。

中山は、日本のイラストレーション、グラフィックデザインに始まり、HIPHOPなどのストリートカルチャーや、チェコ、ポーランドのポスター文化、民芸、漫画、絵本、ゲームなど多様なカルチャーからインスピレーションを受けました。表現のジャンルに囚われず、類を見ない世界観と創造性が溢れるその作品は、幅広いカルチャーから構築され生まれており、世代を超えて多くの人々を惹きつけています。

本展「PARK」では、動物や自然、キャラクターや、抽象的な景色などをモチーフにした、ユーモアに溢れた作品が並び、どこか不思議で穏やかな世界が広がります。それらの作品から、中山の記憶や思い出を優しく辿るかのように、日々の何気なく幸せな、自由で優雅なシーンを読み取ることができるのです。


＜アーティストプロフィール＞

中山信一 ｜ SHINICHI NAKAYAMA

1986年、神奈川県生まれ。
広告や書籍、アパレル、絵本など、幅広い分野でイラストレーションを手がける。
国内での個展開催や、自身のブックレーベル「GODHAND PRESS」より作品集やエッセイも発行するなど、作家としても精力的に活動を行っている。
またHIPHOPユニット「中小企業」のラッパーとしても活動し、今年の7月には初となるソロアルバム「Care」をリリース。

主な個展
2018年 個展 STORY at 恵比寿America-Bashi Gallery、京都恵文社
2019年 個展 Memories at 尾山台Fluss
2019年 漫画「労働讃歌」原画展　at 代官山蔦屋書店
2020年 個展 OTHERS at 京都VOU、荻窪 本屋Title
2021年 谷川俊太郎×中山信一　絵本「うそ」原画展 at 代官山蔦屋書店

賞歴
D&AD賞2018 Wood Pencil (銅賞)
JAGDA2018 亀倉雄策賞ノミネート
JAGDA賞ノミネート
日本ブックデザイン賞2015入選
東京装画賞2013銅賞
ADC入選
TDC入選　など

HP：http://nakayamashinichi.com
IG: @nakayamashinichi