2023年、VOILLDでの個展「Catch(キャッチ)」にて展示発表された平面作品です。(*展示は8月6日まで)

小林千秋は1996年に福島県に生まれ、武蔵野美術大学を卒業。グラフィックデザイナー、イラストレーターとして活動を行いながら、アーティストとしても作品の制作を行い、多彩な表現を用いて活躍の場を広げている小林千秋。Web メディアや雑誌、CDジャケット、パッケージや プロダクト、装丁等への作品提供をはじめ、作品集の発売やオリジナルアイテムの制作など、精力的に作品を発表し続けています。

小林は、何気ない日常の景色やワンシーン、日用品や食べ物などの身近なものをモチーフとし、コンピューターグラフィックを連想させるようにシンプルで美しく、単一なラインによって簡略化された、独自の表現でドローイング作品を制作しています。最小限の要素で描かれたグラフィカルなモチーフ達は、彼女がスポットを当てる事で息が吹き込まれ、日々の中のささやかな胸打つ瞬間を思い起こさせくれるようでもあるのです。

「Catch (キャッチ = 受け取る)」と題された本展では、少しづつ開放的になり、行動範囲と共に意識や視野が広がってゆき、日々溢れるほど 様々な情報やものと出会う世界の中で、自分自身は何を受け取り、大切にしていくかという感覚にフォーカスを当て作品が制作されました。今回描かれているモチーフからも、湖畔や山、風に揺れる木、窓際の花器、食卓のサラダとワイン、買い物かごのりんごとジュース、旅先 の街並みやカフェ、地球を周る飛行機などといった、また少し視点の広がった彼女の日常を伺うことができます。それらはそっと静かに、それぞれの作品に存在していますが、モチーフや風景の特徴をクリアに捉え、選び抜かれた線で描かれることで、彼女の見た情景の香りや 空気感が感じられるほど強い生命力と凛とした存在感を表しています。穏やかで平穏な日常の豊かさや、その中で起こるささやかな喜びや発見の輝かしさが、彼女の率直で鋭敏な感性によって切り取られることでいっそう生き生きとし、そのかけがえなさを私たちに印象強く語りかけているのです。

会場では、新作のドローイング作品、20点を発表いたします。この1年半を経て、更なる魅力を備えた最新作を是非ご堪能いただ ければ幸いです。皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。

- - -

遠い場所
近い場所 .

立ち止まってあたりを眺める .
景色は目の前から
その外側の世界へゆっくりと開いてゆく .

そこからかたちのない何かを受け取って
なにもしないで
そのままにしておく .

しばらくして絵にすると、
かたちのない何かは
少し輪郭を帯びて自分の一部になっている .

ー小林千秋

liney

 

VOILLD chiaki kobayashi 小林千秋

小林千秋|Chiaki Kobayashi
イラストレーター・グラフィックデザイナー。
福島県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。
シンプルな線と構図を用いたイラストレーション作品を中心に、雑誌、書籍、パッケージ、プロダクトへの作品・デザイン提供など、 国内外の幅広い分野で活動を行う。
IG:@kobayashi__chiaki

・EXHIBITIONS (Selected)
2022
個展:「Throw」@VOILLD (東京)
グループ展:「“8” VOILLD 8th Anniversary Exhibition」@VOILLD (東京)
グループ展:「LIGHT」@VOILLD (東京)
イベント:「Featured Projects 2023」@THE CAMPUS (東京)
イベント:「WASHIDA 12th Anniversary × Chiaki Kobayashi」@WASHIDA (台湾)
2020
個展:「Tuning」@VOILLD (東京)
個展:「四角を走る run the square」@アメリカ橋ギャラリー (東京)



 

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小林千秋

cloakroom

2023

¥ 71,500 (税込)

2023年、VOILLDでの個展「Catch(キャッチ)」にて展示発表された平面作品です。(*展示は8月6日まで)

小林千秋は1996年に福島県に生まれ、武蔵野美術大学を卒業。グラフィックデザイナー、イラストレーターとして活動を行いながら、アーティストとしても作品の制作を行い、多彩な表現を用いて活躍の場を広げている小林千秋。Web メディアや雑誌、CDジャケット、パッケージや プロダクト、装丁等への作品提供をはじめ、作品集の発売やオリジナルアイテムの制作など、精力的に作品を発表し続けています。

小林は、何気ない日常の景色やワンシーン、日用品や食べ物などの身近なものをモチーフとし、コンピューターグラフィックを連想させるようにシンプルで美しく、単一なラインによって簡略化された、独自の表現でドローイング作品を制作しています。最小限の要素で描かれたグラフィカルなモチーフ達は、彼女がスポットを当てる事で息が吹き込まれ、日々の中のささやかな胸打つ瞬間を思い起こさせくれるようでもあるのです。

「Catch (キャッチ = 受け取る)」と題された本展では、少しづつ開放的になり、行動範囲と共に意識や視野が広がってゆき、日々溢れるほど 様々な情報やものと出会う世界の中で、自分自身は何を受け取り、大切にしていくかという感覚にフォーカスを当て作品が制作されました。今回描かれているモチーフからも、湖畔や山、風に揺れる木、窓際の花器、食卓のサラダとワイン、買い物かごのりんごとジュース、旅先 の街並みやカフェ、地球を周る飛行機などといった、また少し視点の広がった彼女の日常を伺うことができます。それらはそっと静かに、それぞれの作品に存在していますが、モチーフや風景の特徴をクリアに捉え、選び抜かれた線で描かれることで、彼女の見た情景の香りや 空気感が感じられるほど強い生命力と凛とした存在感を表しています。穏やかで平穏な日常の豊かさや、その中で起こるささやかな喜びや発見の輝かしさが、彼女の率直で鋭敏な感性によって切り取られることでいっそう生き生きとし、そのかけがえなさを私たちに印象強く語りかけているのです。

会場では、新作のドローイング作品、20点を発表いたします。この1年半を経て、更なる魅力を備えた最新作を是非ご堪能いただ ければ幸いです。皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。

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遠い場所
近い場所 .

立ち止まってあたりを眺める .
景色は目の前から
その外側の世界へゆっくりと開いてゆく .

そこからかたちのない何かを受け取って
なにもしないで
そのままにしておく .

しばらくして絵にすると、
かたちのない何かは
少し輪郭を帯びて自分の一部になっている .

ー小林千秋

liney

 

VOILLD chiaki kobayashi 小林千秋

小林千秋|Chiaki Kobayashi
イラストレーター・グラフィックデザイナー。
福島県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。
シンプルな線と構図を用いたイラストレーション作品を中心に、雑誌、書籍、パッケージ、プロダクトへの作品・デザイン提供など、 国内外の幅広い分野で活動を行う。
IG:@kobayashi__chiaki

・EXHIBITIONS (Selected)
2022
個展:「Throw」@VOILLD (東京)
グループ展:「“8” VOILLD 8th Anniversary Exhibition」@VOILLD (東京)
グループ展:「LIGHT」@VOILLD (東京)
イベント:「Featured Projects 2023」@THE CAMPUS (東京)
イベント:「WASHIDA 12th Anniversary × Chiaki Kobayashi」@WASHIDA (台湾)
2020
個展:「Tuning」@VOILLD (東京)
個展:「四角を走る run the square」@アメリカ橋ギャラリー (東京)



 

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取り扱い VOILLD
エディション Unique
サイズ 26.6 x 37.4 x 3.0 cm
素材 Permanent marker pen on paper *額装込み
商品コード 1100025804
配送までの期間 ご注文後、展示終了の8月6日以降、約10日でのお届けを予定しております。
送料は着払いとなります。予めご了承ください。

※本作品は店頭併売品につき、品切れの場合にはご注文をキャンセルさせていただく場合がございます。予めご了承ください。
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