OIL by 美術手帖ギャラリーで開催のSchoko Tanaka / 田中尚子個展「CITY BOTANICS」(2024/6/21〜7/16)出品作品。

 

 

▢アーティスト・ステートメント

 

ここ数週間制作をしながら、私にとっては絵を描くことも一つの言語なのかもしれないと考えた。絵を描くこと、外国語を話すことは私が大事にしてきた二つのことだ。

 

言語を覚える時は、単語を少しずつ頭の中に溜めて、言葉として使いこなせるようになると、人との繋がりが広がっていく。

 

絵に置き換えて考えてみると、描いているモチーフや色、構図が「言葉」のような感覚がある。

 

大きい作品を描くときは、大らかな形の馬が真ん中にいて、その周りにはより繊細なもの、植物や小さな生き物などがいる。一つの画面の中に大きいものと小さなものの二つの世界線が存在する。

 

対極のものが同じ場所にあることで生まれる豊かさと、広がりがあると思う。それは外国語を話すときの広がりにも似ていて、私の言語としての「絵」はこの先もゆっくりと層のように蓄積されていく気がする。

 

Schoko Tanaka / 田中尚子

 

 

Schoko Tanaka / 田中尚子は1990年東京都生まれ。幼少期をアメリカ・カリフォルニアで過ごし、10歳の時に帰国。現在は東京を拠点に活動しているアーティストです。現在は絵画、刺繍、セラミック、また依頼を受けての国内での壁画作品やインテリアブランドとのコラボレーション、メキシコに渡っての壁画制作まで軽やかに活動を展開しています。

 

田中は小学生の頃から遊びの一環として、PCで描いたデジタルアートを海外コミュニティサイトで公開し、絵を媒体としたコミュニケーションを世界中の人と自然と行っていたといいます。帰国後には日本語の読み書きができず、学校の授業の順応に苦労したものの「同級生の3倍の量の宿題が出たのでなんとかなった」と屈託なく話します。多感な時期に英語と日本語を使ってコミュニケーションを行うなかで、さらに言語を学ぶことに興味を持ち、大学時代にはメキシコへ留学しました。

 

メキシコ留学中に親しくなった現地の同世代アーティストたちと交流するなかで、友人から手ほどきを受けたアクリル絵の具の技法や、メキシコ壁画の影響からペインティング作品の制作を開始。また、当時知人に教わったというパンチニードル刺繍による刺繍作品作りを始めました。

 

田中にとって日常風景となっていたメキシコ壁画と、幼少期にカリフォルニアで見た大自然の風景、絵を描くきっかけとなったデジタルアート、そして多言語を習得することで無限に広がっていく他者とのコミュニケーションの経験が、アーティストとしての作品につながることになりました。

 

メキシコから帰国後は、駐日メキシコ大使館や都内のギャラリーで働きながら、来日した知人やアーティストらの通訳としても活動。「お金をいただいた仕事としては、絵を描くよりも通訳のほうが早かった」ことから、未だアーティストという肩書きがむず痒いと笑います。これまで本格的な展覧会の機会は多くなかったという田中ですが、ダイナミックな構図とビビッドな色彩による壁画や刺繍作品は、多くの観客を惹きつけてきました。彼女の作品に一貫しているおおらかさと温かみは、彼女がこれまで出会った人々や作品から受け取った優しさが形作っているのでしょう。

 

本展では、幅3メートルの大作のほか、キャンバス、刺繍作品、セラミックといった新作を発表します。作家の日々のなかから湧き出る、アートへの静かな情熱と感謝、他者に対する優しさにあふれた新作をぜひ御覧ください。

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Schoko Tanaka(田中尚子)

But does it float

2024

SOLD OUT

OIL by 美術手帖ギャラリーで開催のSchoko Tanaka / 田中尚子個展「CITY BOTANICS」(2024/6/21〜7/16)出品作品。

 

 

▢アーティスト・ステートメント

 

ここ数週間制作をしながら、私にとっては絵を描くことも一つの言語なのかもしれないと考えた。絵を描くこと、外国語を話すことは私が大事にしてきた二つのことだ。

 

言語を覚える時は、単語を少しずつ頭の中に溜めて、言葉として使いこなせるようになると、人との繋がりが広がっていく。

 

絵に置き換えて考えてみると、描いているモチーフや色、構図が「言葉」のような感覚がある。

 

大きい作品を描くときは、大らかな形の馬が真ん中にいて、その周りにはより繊細なもの、植物や小さな生き物などがいる。一つの画面の中に大きいものと小さなものの二つの世界線が存在する。

 

対極のものが同じ場所にあることで生まれる豊かさと、広がりがあると思う。それは外国語を話すときの広がりにも似ていて、私の言語としての「絵」はこの先もゆっくりと層のように蓄積されていく気がする。

 

Schoko Tanaka / 田中尚子

 

 

Schoko Tanaka / 田中尚子は1990年東京都生まれ。幼少期をアメリカ・カリフォルニアで過ごし、10歳の時に帰国。現在は東京を拠点に活動しているアーティストです。現在は絵画、刺繍、セラミック、また依頼を受けての国内での壁画作品やインテリアブランドとのコラボレーション、メキシコに渡っての壁画制作まで軽やかに活動を展開しています。

 

田中は小学生の頃から遊びの一環として、PCで描いたデジタルアートを海外コミュニティサイトで公開し、絵を媒体としたコミュニケーションを世界中の人と自然と行っていたといいます。帰国後には日本語の読み書きができず、学校の授業の順応に苦労したものの「同級生の3倍の量の宿題が出たのでなんとかなった」と屈託なく話します。多感な時期に英語と日本語を使ってコミュニケーションを行うなかで、さらに言語を学ぶことに興味を持ち、大学時代にはメキシコへ留学しました。

 

メキシコ留学中に親しくなった現地の同世代アーティストたちと交流するなかで、友人から手ほどきを受けたアクリル絵の具の技法や、メキシコ壁画の影響からペインティング作品の制作を開始。また、当時知人に教わったというパンチニードル刺繍による刺繍作品作りを始めました。

 

田中にとって日常風景となっていたメキシコ壁画と、幼少期にカリフォルニアで見た大自然の風景、絵を描くきっかけとなったデジタルアート、そして多言語を習得することで無限に広がっていく他者とのコミュニケーションの経験が、アーティストとしての作品につながることになりました。

 

メキシコから帰国後は、駐日メキシコ大使館や都内のギャラリーで働きながら、来日した知人やアーティストらの通訳としても活動。「お金をいただいた仕事としては、絵を描くよりも通訳のほうが早かった」ことから、未だアーティストという肩書きがむず痒いと笑います。これまで本格的な展覧会の機会は多くなかったという田中ですが、ダイナミックな構図とビビッドな色彩による壁画や刺繍作品は、多くの観客を惹きつけてきました。彼女の作品に一貫しているおおらかさと温かみは、彼女がこれまで出会った人々や作品から受け取った優しさが形作っているのでしょう。

 

本展では、幅3メートルの大作のほか、キャンバス、刺繍作品、セラミックといった新作を発表します。作家の日々のなかから湧き出る、アートへの静かな情熱と感謝、他者に対する優しさにあふれた新作をぜひ御覧ください。

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取り扱い OIL by 美術手帖 ARTWORKS
サイズ 27.0 x 22.0 x 2.3 cm
素材 綿布に刺繍、額装
商品コード 1100035097
配送までの期間 会期終了後、7月下旬より順次発送。
備考 こちらの作品は店頭でも取り扱いしているため、同時に購入された場合は、決済の有無に関わらず店頭販売を優先し自動キャンセルとさせていただきます。恐れ入りますがあらかじめご了承ください。
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