美術手帖 2022年7月号 「ゲルハルト・リヒター」
¥ 1,980 (税込)
特集
Gerhard Richter ゲルハルト・リヒター
1932年にドレンスデンで生まれ、ナチスや共産主義体制のもとで青年期を過ごしたゲルハルト・リヒター。
60年代に写真をもとにしたイメージにぼかしなどの技法を加える「フォト・ペインティング」で高い評価を受け、70年代には「アブストラクト・ペインティング」を発表。抽象絵画と具象絵画を行き来して、数多くの作品を生み出してきた。
彼はその間にも家族を含む自身の記憶とドイツの歴史、その光と影に向き合い続けてきた。そしてついに、アウシュヴィッツとイメージの問題に真正面から取り組んだのが、2014年の《ビルケナウ》である。
本特集では、リヒターの60年にわたる画業の到達点《ビルケナウ》に焦点を当て、2つの論考と「アーティストブック」を通して、作品を読み解くとともにリヒターの思索の軌跡を辿った。
SPECIAL FEATURE
ゲルハルト・リヒター 《ビルケナウ》という到達点
PART1
ゲルハルト・リヒター《ビルケナウ》(2014)
[論考]イメージと倫理の位相
ゲルハルト・リヒター《ビルケナウ》とアウシュヴィッツ
西野路代=文
PART2
Artist’s Books of Gerhard Richter
リヒターにとっての「アーティストブック」とは何か?
河内秀子=文
PART3
《ビルケナウ》以降のリヒターの抽象絵画とドローイング
[論考]ふたたび始めること ──ゲルハルト・リヒターの新作抽象絵画
ディーター・シュヴァルツ=文 中野勉=翻訳
SPECIAL FEATURE
ロバート・スミッソン「フレデリック・ロー・オルムステッドと弁証法的風景」
平倉圭+近藤亮介=翻訳 近藤亮介=解題
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ARTIST IN FOCUS
小寺創太
大岩雄典=聞き手・文
富田直樹
岩垂なつき=聞き手・文
WORLD NEWS
New York/London/Berlin/Taiwan / Sharjah
ARTIST INTERVIEW
ムン・キョンウォン& チョン・ジュンホ
馬定延=聞き手
PAPERS
無為を表象する ──セーヌ川からジョルジュ・スーラへ流れる絵画の(非)政治学
中島水緒=文
REVIEWS
「生誕100年 松澤宥」展
椹木野衣=文
山本尚志個展「ゲーム」「ART SHODO-進化する芸術運動としての書-」展
清水穣=文
青柳龍太「我、発見せり。」(25)
追悼 池田修 川俣正=文
安藤裕美「前衛の灯火」第2話
プレイバック!美術手帖 原田裕規=文
BOOK
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商品コード | 1100016614 |
出版 | 美術出版社 |
著者 | 美術手帖編集部 |
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