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ベルギー人フォトグラファー、マルレーン・ダーニエルス(Marleen Daniëls)の作品集。世界のファッション史における「ワンダーイヤー」である1989年から2019年にかけ、作者が深く携わってきた記録をまとめた一冊。作者が最初に知られたのは、1990年代の戦時下におけるフォト・ルポタージュであったが、それと並行してパリ、ミラノ、ニューヨークのファッションウィークでは舞台裏からその様子を写していた。オリヴィエ・ティスケンス(Olivier Theyskens)、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)、ヴィクター & ロルフ(Viktor & Rolf)、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)、ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)などのショーのバックステージを30年間撮影した記録が800ページ以上のボリュームにAtoZで収められている。16万枚ものアナログ写真のアーカイブから抜粋した写真群は、現代を代表するファッションデザイナーにぐっとクローズアップしている。
「サラエボからパリへ(Sarajevo to Paris)、ファッションかルポルタージュか、本のタイトルを決めることは気が遠くなるような作業である。私は自分自身のことを、たまたまファッションに関わることになったドキュメンタリー・フォトグラファーと呼んでいる。80年代の終わりは、世界史において面白く、かつ激動の時代であり、ファッションの世界では特にクリエイティブな時期であった。若い女性写真家として、私は双方の世界に興味を持っていた。新聞や雑誌の取材でにミラノとパリのファッション・ウィークへと出かけたり、レバノンとイラクの紛争地域を訪れていた。私がドキュメンタリー写真で成熟したのは、旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の戰とサラボエ包囲戦の時で、幸いにも負傷することなく乗り越えた。30年経った今振り返ってみると、ドキュメンタリーとファッションという2つの世界が今でも私の作品を定義づけ、どちらも私のアーカイブに等しく表現されている。本書は私のファッション作品を集めたものだが、そのジャンルでは私にとって初めての出版物となる。この本に『SARAJEVO TO PARIS』と名付けたが、サラボエからパリへ、私自身が時々片方の都市からもう一方へと直行して移動することがあったからだ。この二つの都市は、私の人生に大きな影響を与えてくれた。」– マルレーン・ダーニエルス
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取り扱い | twelvebooks |
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サイズ | 27.6 x 21.7 x cm |
重量 | 1.0kg |
商品コード | 1100012525 |
出版 | STOCKMANS ART BOOKS |
著者 | Marleen Daniëls |
ISBN | 9789077207925 |
配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
カテゴリー | |
送料 | ¥770(税込) |
購入条件 |