¥ 6,600 (税込)
シチリア島出身のデザイナー、マッテオ・グアルナッチャ(Matteo Guarnaccia)の作品集。
人は、動き、作り、働き、繋がり、曲げ、生み、壊し、座る。現代の椅子が多様化する中で、人はどのように座り、座られるのか。本書は、椅子のデザインの人類学が記されている。
作者は、自身のプロジェクト「CROSS CULTURAL CHAIRS(CCC)」を通じ、椅子によって社会的かつ文化的な差異を分析しより深く理解すべく、8カ月の間に世界で最も人口の多い8カ国を訪れた。そこでフィールド・リサーチを行い、それぞれの土地の椅子を観察し、現地のデザインスタジオや職人たちとの対話を通じて協力しながら、その地域の文化的背景を1脚の椅子で表現した。本プロジェクトは、椅子の文化やデザインのありふれているはずであろう部分を多様化させ、椅子を通して、アイデンティティ、コミュニティ、そしてグローバルに集められて生まれた表現とローカルに集められて生まれた表現に分けられた現実について対話をするものである。
座るということはごく当たり前の行為であり、身体の解剖学的にその構造が座ることを誘うが、我々は同じように座っているのだろうか?デザインを消費するというグローバル化した姿勢によって、集いのあり方も変化しているのだろうか?座るという行為は、卓越して、能動的で、力強いものになりうるのだろうか?それとも、椅子を使うことは無作為でありふれた行為なのだろうか?椅子は植民地化の物理的な結果だという可能性はあるのだろうか?文化的に多様な行為そのものは、この機能的な商品にどのように反映されているのだろうか?椅子は地球規模で人間にどのような影響を与えているのだろうか?このような問いを立てることは重要なのだろうか?
本プロジェクトは、2021年の「ミラノサローネ国際家具見本市(Salone del Mobile.Milano)」をはじめ、さまざまな場所で展覧会が開催されている。あわせてこの作品集は、「ADG Laus Awards」において2022年に「Silver LAUS Prize Editorial Design」を受賞。初版は「ONOMATOPEE」、第二版は「SET MARGINS'」が編集、出版を手掛けており、表紙のデザインが僅かに異なる仕様で作られている(本書は第二版)。
序文:フォルマファンタズマ(Formafantasma)、アルド・チビチ(Aldo Cibic)
寄稿:トゥーリオ・アマランテ(Tulio Amarante)、アナ・エレナ・マレット(Ana Elena Mallet)、猪飼尚司、アヨス・プルウォアジ(Ayos Purwoaji)、シェル・スー(Shell Xu)、スパンダナ・ゴパール(Spandana Gopal)、アレクサンドラ・サンコヴァ(Alexandra Sankova)、ウェイル・ラワル(Wale Lawal)
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取り扱い | twelvebooks |
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サイズ | 24.0 x 17.0 x cm |
重量 | 1.0kg |
商品コード | 1100041365 |
出版 | SET MARGINS' |
著者 | Matteo Guarnaccia |
ISBN | 9789083350103 |
配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
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送料 | ¥770(税込) |
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