¥ 8,800 (税込)
ベルリンを拠点に活動するマイケル・エルムグリーン(Michael Elmgreen)とインガー・ドラッグセット(Inger Dragset)の二人からなるアーティストデュオ「エルムグリーン&ドラグセット(Elmgreen & Dragset)」の作品集。2003年11月から12月まで現代美術センター「CCA北九州」に滞在した際に制作された作品を収録する。
本作では、崩落した橋を展示しており、ギャラリーの空間を二分するように架けられている。しかしこれは、計画された事故である。「構築された(プログラムされた)大惨事」であり、崩れるようにデザインされた工学技術なのである。その気味の悪い美意識により、視覚的な魅力と、メディアが我々に示す終わりのない恐怖の連続の意識を呼び起こすものとの間にある曖昧な場所へ観客を誘う。
我々は毎日のように自然災害や環境災害、戦争関連のニュースに向き合い、それはさまざまな感情反応を引き起こす。その視覚的情報による抗いがたい攻撃によって、我々は恐れ、懸念、怒り、無関心をもって反応すると同時に、視覚的な残酷さが持つ屈折した魅力さえ感じる。この魅力は、過激な変化 ― ほとんどの人にとって手の届かないもの ― に対する自暴自棄で無意識の切望によって説明できるかもしれず、それは満たされない生活状況によって煽られている。メディアが伝える突然の事故は、その残酷さにもかかわらず、起こりうる変化の置き換えられたある種の象徴と言えるだろう。
本作は、現代都市の基礎構造とコミュニケーションシステムの脆さを浮き彫りにしつつも、その筋書きは演出されたものにすぎないという事実によって我々を慰める。それは、個々の無力さへの敬意であると同時に、その力のなさが積み重なり、根拠のない強い恐れとなることへの警告でもある。
メディア研究者たちは何十年にもわたり、主要なテレビ局がどのように報道を操作し、さまざまな惨事のレポートを演出してきたかを立証してきた。この二者が「CCA」のギャラリーで展示する事故は、それ自体が持つ、仕組まれ創り上げられた特質を強調しているのである。
日英併記。
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| 取り扱い | twelvebooks |
|---|---|
| サイズ | 21.0 x 15.0 x cm |
| 重量 | 1.0kg |
| 商品コード | 1100054424 |
| 出版 | CCA KITAKYUSHU |
| 著者 | Elmgreen & Dragset |
| 配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
| カテゴリー | |
| 送料 | ¥770(税込) |
| 購入条件 |