INTELLIGENT LIFE
2026
¥ 13,750 (税込)
アメリカ人作曲家、マリアンヌ・エメシェール(Maryanne Amacher)の作品集。
メディアオペラである『Intelligent Life』は、もし実現していれば、それまでに作者が築き上げてきた作曲理念を集大成する作品となっていたはずである。1983年秋、スイス・アルプスでの航空機事故により、このオペラの支援者であった「デ・アペル(De Appel)」創設者のヴィース・スマルス(Wies Smals)とキュレーターのヨジーネ・ファン・ドロッフェラール(Josine van Droffelaar)が急逝した後、作者はジョン・ケージ(John Cage)に宛てた書簡のなかで、「自分の思考の最良の部分をようやく他者へ伝えることができるはずだった」と記している。放送を前提として構想されたこの連続作品は、知覚、聴取、作曲をめぐる発展途上の思想を、より広い聴衆へ伝えることを目指していた。それは、音楽を単なる「うなずいたり、リズムに合わせて身体を動かしたりする認識」から解放し、「これまで認識されてこなかった新たな知覚の様式」へと知性を目覚めさせる変容的な実践へ導こうとする試みであった。
物語の舞台は2021年である。人工知能が作曲家を上回る速度で音楽を生成する未来において、音楽エンターテインメント企業「シュプリーム・コネクションズ社(Supreme Connections Inc.)」で働く社員たちを描く。業界全体の停滞を見越した社長アプリサ・カンデル(Aplisa Kandel)は、「聴く」という行為そのものと音楽の未来を根本から変える先端技術を追い求める。その一つが、トナカイの聴覚を通してバッハ(Bach)を体験できるバイオ・ミュージック・スクリプトであり、もう一つが、聴取者の鼓膜に生じる機械的な共鳴を再現するだけでなく、「聴く心」あるいは「高度な知覚者」を生み出す装着型デバイスである。この装置は、一人ひとりに固有の感情や心理的連想までも記録し、再現することを目指している。
作者は、本作を構想したいずれの形式でも実現することはできなかった。ラジオ連続放送とテレビ同時放送による発表をはじめ、さまざまな形態を構想していたものの、その実現には至らなかった。しかし、その後もキャリアの大半を通じて、このオペラのための「企画構成案」を設計し続けた。本書では、エピソードごとの脚本、レーザーディスクの活用に関するメモ、パイロット版の絵コンテなどを含む、現存するもっとも包括的な制作資料を初めて一般公開する。
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| 取り扱い | twelvebooks |
|---|---|
| サイズ | 27.9 x 21.6 x cm |
| 重量 | 1.0kg |
| 商品コード | 1100056752 |
| 出版 | BLANK FORMS EDITIONS |
| 著者 | Maryanne Amacher |
| ISBN | 9781953691231 |
| 配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
| カテゴリー | |
| 送料 | ¥770(税込) |
| 購入条件 |