上田智之は2010年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。18年同大学美術研究科絵画専攻修了。日常で目にする空や野花・野菜などをモチーフに、紙に透明水彩による絵画作品を制作する。丹念な観察を通じて描かれる上田の絵画は、身の回りにある事物の普遍的な美を見出し、簡潔な要素によって絵画の透明性と純粋性を探求する。

近年の主な展覧会に、「Light Echo」（コートヤードHIROO、東京、2023）、「街灯もない道で」（ギャラリー七面坂途中、東京、2022）、「WHAT CAFE × WHYNO.TOKYO EXHIBITION」（WHAT CAFE、東京、2022）、「師岡制作所を記録する」（師岡制作所、埼玉、2022）、「Rejoice! 豊かな喜びの証明Ⅱ: Kairos」（セゾンアートショップ、神奈川、2021）、「Rejoice! 豊かな喜びの証明」（アキバタマビ21、2020）など。「A-TOM ART AWARD」A-TOM賞（2017）受賞。