瀧本幹也
Mikiya Takimoto
瀧本幹也は1974年愛知県生まれの写真家、映像作家。藤井保氏に師事後、98年より写真家として活動を開始する。幼少期に天体観測に親しみ、星空を仰いでは宇宙と自分がひとつながりであると実感した体験が、心に深く刻まれる。11歳で望遠鏡にカメラを装着し、天体写真に魅了される。やがて関心は「惑星としての地球」へと広がる。「自然と宇宙」、「都市と人間」、「可視と不可視」「人類的スケールの問い」をテーマに作品を制作している。
代表作に、『BAUHAUS DESSAU ∴ MIKIYA TAKIMOTO』(2005)、『LAND SPACE』(2013)、『Le Corbusier』(2017)、『LUMIÈRE / PRIÈRE』(2024)などがある。
主な展覧会に「建築 × 写真 ここのみに在る光」(東京都写真美術館、2018)、「CHAOS 2020」(妙満寺、京都、2020)「隈研吾展」(東京国立近代美術館、2021)、「CHAOS 2023」(OGATA Paris、2023)、「丹下健三と隈研吾」展(パリ日本文化会館、2024)、「LUMIÈRE / PRIÈRE」(ヒルサイドフォーラム、東京、2024)、「Mikiya TAKIMOTO」(Clémentine de la Féronnière、パリ、2025)、「正倉院 THE SHOW」(大阪歴史博物館・上野の森美術館、2025)などがある。
ポートレイトや静物、建築など多様な被写体を独自の視点でとらえ、写真と映像で培った表現力は、是枝裕和監督作『そして父になる』『海街diary』『三度目の殺人』、Netflixシリーズ『阿修羅のごとく』、短編映画『ラストシーン』で撮影監督を務めるなど、映像分野にも活かされている。