菅雄嗣
Yushi Suga
菅雄嗣は1988年長崎県生まれ。2017年東京芸術大学大学院美術研究科修士課程油画専攻修了。モダニズム建築を想起させるような静謐でソリッドな構造を絵画に取り込むことで、空間のこちら側とあちら側を意識させ、現代における空間主義的な実験を繰り広げている。絵画の全面に鏡面を施し、そこに均一に絵具を載せたあと、絵具の一部を削り取って対象を構成していくネガポジ的な表現も印象的な若手ペインターである。主な展示に「SUMMER SHOW」(MAHO KUBOTA GALLERY、東京、2022)、「Mind Sights 小宮太郎 菅雄嗣」(MAHO KUBOTA GALLERY、東京、2021)、「Scraped painting」(WHITESPACE ONE、福岡、2017)、「Spring fever」(駒込倉庫、東京、2017)など。「第4回CAF賞」(2017)で齋藤精一賞を受賞。