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シンガポール人デザイナー、アルヴィン・ホー(Alvin Ho)とクララ・コウ(Clara Koh)によって2002年に設立されたリサーチスタジオ、Atelier HOKO(アトリエ ホコ)による雑誌『Science of the Secondary(取るに足らない科学)』の第15巻。テーマは「床(FLOOR)」

私たちの日常生活において、まったく何もせずに成長していくものははほとんどない。その点、床は、稀有であり例外的な存在かもしれない。わかりやすい活力や野心が現れておらず、進歩に執着する社会とは相反する性質である。床は、自ら何かを発するというよりは、堂々と受け身であり続ける。しかし、揺るぎなく、静かにそうあり続ける固い意志を持っているにも関わらず、床は大部分で見過ごされ、目立たない存在へと追いやられている。その大きさだけで、我々が屋外で踏みならしているあまり手がかけられていない「地面」に匹敵するのだから、広く関心を持たれてしかるべきだと思うかもしれない。我々が物理的に最も接触する唯一の建築要素として考えると、床に対する期待値はがっかりするほど実用的である。床は揺れてしまったり、ゆがんだり、傾いてはならない。我々が知っているように、ほとんどの場合、床は平らであるべきなのである。そんな我々は、でこぼこした床に遭遇するたびにメロドラマのような絶望に陥るわけだが、平らであることにこだわる根拠はここではわからない...

本書は、作者が構想し発展させ続けている進行中のリサーチシリーズである。

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アルヴィン・ホー アトリエホコ クララ・コウ

SCIENCE OF THE SECONDARY #15: FLOOR

2024

¥ 2,640 (税込)

シンガポール人デザイナー、アルヴィン・ホー(Alvin Ho)とクララ・コウ(Clara Koh)によって2002年に設立されたリサーチスタジオ、Atelier HOKO(アトリエ ホコ)による雑誌『Science of the Secondary(取るに足らない科学)』の第15巻。テーマは「床(FLOOR)」

私たちの日常生活において、まったく何もせずに成長していくものははほとんどない。その点、床は、稀有であり例外的な存在かもしれない。わかりやすい活力や野心が現れておらず、進歩に執着する社会とは相反する性質である。床は、自ら何かを発するというよりは、堂々と受け身であり続ける。しかし、揺るぎなく、静かにそうあり続ける固い意志を持っているにも関わらず、床は大部分で見過ごされ、目立たない存在へと追いやられている。その大きさだけで、我々が屋外で踏みならしているあまり手がかけられていない「地面」に匹敵するのだから、広く関心を持たれてしかるべきだと思うかもしれない。我々が物理的に最も接触する唯一の建築要素として考えると、床に対する期待値はがっかりするほど実用的である。床は揺れてしまったり、ゆがんだり、傾いてはならない。我々が知っているように、ほとんどの場合、床は平らであるべきなのである。そんな我々は、でこぼこした床に遭遇するたびにメロドラマのような絶望に陥るわけだが、平らであることにこだわる根拠はここではわからない...

本書は、作者が構想し発展させ続けている進行中のリサーチシリーズである。

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取り扱い twelvebooks
エディション limited edition of 1,000 copies
サイズ 25.0 x 17.5 x cm
重量 1.0kg
商品コード 1100044263
出版 ATELIER HOKO
著者 Atelier HOKO
ISBN 9789811896088
配送までの期間 ご注文確定後、2-7日以内
カテゴリー
送料 ¥770(税込)
購入条件

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