¥ 4,950 (税込)
イギリス人アーティストのウィニフレッド・ニコルソン(Winifred Nicholson)と、スコットランド人アーティストのアンドリュー・クランストン(Andrew Cranston)による作品集。2025年6月から9月にかけてスコットランドのオークニーに建つ「ピア・アーツ・センター(The Pier Arts Centre)」、2025年10月から2026年1月にかけてイギリス・バースの「ホルバーン美術館(The Holburne Museum)」で開催した展覧会に伴い刊行された。
エディンバラの現代美術ギャラリー「イングルビー・ギャラリー(Ingleby Gallery)」を主宰するリチャード・イングルビー(Richard Ingleby)による協力のもと、北アイルランド出身のファッションデザイナーであり、自身のブランド「J.W. Anderson」、2025年まで「LOEWE」を手がけたジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)がキュレーションを務めた本展は、ニコルソンとクランストンという二人の絵画の繋がりと対比を探っている。
この2人の画家は、時代と活動場所という視点では共通しない部分があるものの、絵画表現として鑑賞者に重きを置いた演出よりも、親密さを重視する部分においては両者の繋がりを感じさせる。本展で展覧した両者の作品をまとめて見ると、最も早期に描かれたものと最新のものの間には1世紀もの時間が生じている。ニコルソンがしばしばイングランドの北西部カンブリア郡に持つ家「バンクス・ヘッド(Banks Head)」を拠点に、コーンウォール、パリ、ギリシャ、スコットランドの西海岸を旅して絵を描いていたのに対し、スコットランドのホーウィック出身であるクランストンはグラスゴーに住み、決然としてその地で制作を続けている。
本作には図版をふんだんに収録しながら、二人のアーティストが著したテキストの抜粋、またリチャード・イングルビーとジョナサン・アンダーソンの対談も収録する。「JW Anderson Ltd」の厚意無くしてこの展覧会は実現しなかったであろう。
「私は画家として、(ピエール・)ボナールが言うように『表層に対する病的な感受性」を持ちあわせているが、ニコルソンの作品におけるこの部分は、私を何度も立ち戻らせるもののひとつである。ニコルソンの初期の作品には、絵の具の中に移り変わる色調の霧があり、それがわずかに視線を活発にし、目の動きを死んだように止めてしまう緩慢で完全な平坦さとは対照的である。彼女の筆致にはある種のためらいがあり、疑いさえ感じさせ、ゆえに穏やかである。温かな人間の揺らぎだ。」-アンドリュー・クランストン
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取り扱い | twelvebooks |
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サイズ | 19.0 x 17.0 x cm |
重量 | 1.0kg |
商品コード | 1100045251 |
出版 | 5B & INGLEBY |
著者 | Winifred Nicholson, Andrew Cranston |
ISBN | 9781739425166 |
配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
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送料 | ¥770(税込) |
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