ジンバブエ生まれのザンビア人フォトグラファー、アリック・フィリ(Alick Phiri)の作品集。1948年生まれの作者は、ザンビア写真界のパイオニア的存在である。本書は、作者のレンズを通じて描かれた写真で辿るその地の過去を見つめる一冊である。ザンビア共和国でカメラの使用が制限されていた時代、1960年代から1990年代に首都ルサカでカメラというメディアに触れることのできた数少ない黒人フォトグラファーであり、その中でも希少な存命作家の一人である。17歳の時にルサカのフォト・アート・スタジオで技術を磨いたのち、約20年後の1983年、ルサカ市内のカニャマに自身のスタジオをオープン、写真を生活に欠かせないものとした。これまで未公開であったアーカイブから抜粋した写真群は、この都市の人々の日常における経験を洞察することができる貴重な機会を我々にもたらす。さらに重要な点としては、当時のザンビアにおける黒人の民族自決権や自己表現がどのようなものであったか、その過程の記録としても在り、家のすぐ外やストリートで、また家族と共に写したを通じて語られているようである。ザンビアの地理的、歴史的、社会的文脈において、本書はレンズを使ったメディアの正確さ、妥当性を証明するものであり、過去を改めて想像し、現在を読み解くためのツールなのである。

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LUSAKA STREET

2025

¥ 6,820 (税込)

ジンバブエ生まれのザンビア人フォトグラファー、アリック・フィリ(Alick Phiri)の作品集。1948年生まれの作者は、ザンビア写真界のパイオニア的存在である。本書は、作者のレンズを通じて描かれた写真で辿るその地の過去を見つめる一冊である。ザンビア共和国でカメラの使用が制限されていた時代、1960年代から1990年代に首都ルサカでカメラというメディアに触れることのできた数少ない黒人フォトグラファーであり、その中でも希少な存命作家の一人である。17歳の時にルサカのフォト・アート・スタジオで技術を磨いたのち、約20年後の1983年、ルサカ市内のカニャマに自身のスタジオをオープン、写真を生活に欠かせないものとした。これまで未公開であったアーカイブから抜粋した写真群は、この都市の人々の日常における経験を洞察することができる貴重な機会を我々にもたらす。さらに重要な点としては、当時のザンビアにおける黒人の民族自決権や自己表現がどのようなものであったか、その過程の記録としても在り、家のすぐ外やストリートで、また家族と共に写したを通じて語られているようである。ザンビアの地理的、歴史的、社会的文脈において、本書はレンズを使ったメディアの正確さ、妥当性を証明するものであり、過去を改めて想像し、現在を読み解くためのツールなのである。

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取り扱い twelvebooks
サイズ 26.0 x 21.0 x cm
重量 1.0kg
商品コード 1100045585
出版 ART PAPER EDITIONS
著者 Alick Phiri
ISBN 9789464665154
配送までの期間 ご注文確定後、2-7日以内
カテゴリー
送料 ¥770(税込)
購入条件