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キリスト教プロテスタントの一派であり、簡素で機能的であることを重んじるデザインで知られる「シェーカー教徒(Shakers)」が生み出した仕事を紹介する作品集。2025年6月から9月にかけてドイツの「ヴィトラ・デザイン・ミュージアム(Vitra Design Museum)」、2026年1月から8月にかけてアメリカ、ペンシルベニア州の「ICA Philadelphia(The Institute of Contemporary Art at the University of Pennsylvania)」、2026年9月から2027年1月にかけてウィスコンシン州の「ミルウォーキー美術館(Milwaukee Art Museum)」で開催する巡回展に伴い刊行された。

18世紀から19世紀にかけてアメリカで活動していたキリスト教プロテスタント系の共同体「シェーカー」は単なる一宗教団体ではなかった。彼らは明確で機能的なデザイン言語を創造し、今日もなお世の共感を呼ぶ。本書は、簡素であること、平等であること、そして共同体的な価値観や平和主義に根ざしたシェーカー教徒の原理と理想を探る一冊である。掲載されたエッセイやシェーカーに関連する文章は、モダンデザインと建築言語の先駆者とされる彼らの家具と建築がもたらした歴史的な発展を洞察する。

展覧会では、楕円形のシェーカーボックスをはじめ、機能的で美しい家具、工具、建築的な要素を含む150点以上のシェーカー作品だけでなく、現代のデザイナーやアーティストたちがその世界観を探って新たに制作した作品も並び、21世紀においてこのユニークな文化がいかにして継続的に関わってきているのか考察している。

デザインやクラフト、現代美術を専門とするキュレーター、作家、歴史家のグレン・アダムソン(Glenn Adamson)、建築批評家、キュレーター、教育者、作家であるアーロン・ベツキー(Aaron Betsky)、現代アーティストであるエミー・クナ(Amie Cunat)、キュレーターであるジェフリー・デ・ブロワ(Jeffrey De Blois)、デザイナーのクリス・リリエンバーグ・ハルストロム(Chris Liljenberg Halstrøm)、アーティストであるデイヴィッド・ハート(David Hartt)、キュレーターであるサラ・マーゴリス=ピネオ(Sarah Margolis-Pineo)、アーティストでデザイナーのクリスチャン・メンデルツマ(Christien Meindertsma)、アーティストのカミーラ・ジャナン・ラシード(Kameelah Janan Rasheed)、フィネガン・シャノン(Finnegan Shannon)、建築研究家であるメーベル・O・ウィルソン(Mabel O. Wilson)、レジー・ウィルソン(Reggie Wilson)らをコントリビューターとして迎え、アーカイブ資料、新たに撮影された写真など図版を豊富に掲載しながら、今日のシェーカー教徒の影響に関する批評的視点とともに一冊にまとめられている。

同展は、シェーカー教徒の残した言葉を引用した4つのテーマ「The Place Just Right(本来あるべき場所)」「When We Find a Good Thing, We Stick To It(良いものを見つけたら、それを貫く)」「Every Force Evolves a Form(すべての力は、かたちを生む)」「I Don’t Want to be Remembered as a Chair(椅子として記憶されたいわけではない)」で構成されている。生活上での男女分離、独身主義、財産の共有、世俗からの隔絶など独自の共同生活を送っていたシェーカー教徒が築いた生活様式、礼拝中の身震いやダンス、音楽にも焦点を当てながら、彼らの世界観と社会構造を追う。

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THE SHAKERS: A WORLD IN THE MAKING

2025

¥ 13,750 (税込)

キリスト教プロテスタントの一派であり、簡素で機能的であることを重んじるデザインで知られる「シェーカー教徒(Shakers)」が生み出した仕事を紹介する作品集。2025年6月から9月にかけてドイツの「ヴィトラ・デザイン・ミュージアム(Vitra Design Museum)」、2026年1月から8月にかけてアメリカ、ペンシルベニア州の「ICA Philadelphia(The Institute of Contemporary Art at the University of Pennsylvania)」、2026年9月から2027年1月にかけてウィスコンシン州の「ミルウォーキー美術館(Milwaukee Art Museum)」で開催する巡回展に伴い刊行された。

18世紀から19世紀にかけてアメリカで活動していたキリスト教プロテスタント系の共同体「シェーカー」は単なる一宗教団体ではなかった。彼らは明確で機能的なデザイン言語を創造し、今日もなお世の共感を呼ぶ。本書は、簡素であること、平等であること、そして共同体的な価値観や平和主義に根ざしたシェーカー教徒の原理と理想を探る一冊である。掲載されたエッセイやシェーカーに関連する文章は、モダンデザインと建築言語の先駆者とされる彼らの家具と建築がもたらした歴史的な発展を洞察する。

展覧会では、楕円形のシェーカーボックスをはじめ、機能的で美しい家具、工具、建築的な要素を含む150点以上のシェーカー作品だけでなく、現代のデザイナーやアーティストたちがその世界観を探って新たに制作した作品も並び、21世紀においてこのユニークな文化がいかにして継続的に関わってきているのか考察している。

デザインやクラフト、現代美術を専門とするキュレーター、作家、歴史家のグレン・アダムソン(Glenn Adamson)、建築批評家、キュレーター、教育者、作家であるアーロン・ベツキー(Aaron Betsky)、現代アーティストであるエミー・クナ(Amie Cunat)、キュレーターであるジェフリー・デ・ブロワ(Jeffrey De Blois)、デザイナーのクリス・リリエンバーグ・ハルストロム(Chris Liljenberg Halstrøm)、アーティストであるデイヴィッド・ハート(David Hartt)、キュレーターであるサラ・マーゴリス=ピネオ(Sarah Margolis-Pineo)、アーティストでデザイナーのクリスチャン・メンデルツマ(Christien Meindertsma)、アーティストのカミーラ・ジャナン・ラシード(Kameelah Janan Rasheed)、フィネガン・シャノン(Finnegan Shannon)、建築研究家であるメーベル・O・ウィルソン(Mabel O. Wilson)、レジー・ウィルソン(Reggie Wilson)らをコントリビューターとして迎え、アーカイブ資料、新たに撮影された写真など図版を豊富に掲載しながら、今日のシェーカー教徒の影響に関する批評的視点とともに一冊にまとめられている。

同展は、シェーカー教徒の残した言葉を引用した4つのテーマ「The Place Just Right(本来あるべき場所)」「When We Find a Good Thing, We Stick To It(良いものを見つけたら、それを貫く)」「Every Force Evolves a Form(すべての力は、かたちを生む)」「I Don’t Want to be Remembered as a Chair(椅子として記憶されたいわけではない)」で構成されている。生活上での男女分離、独身主義、財産の共有、世俗からの隔絶など独自の共同生活を送っていたシェーカー教徒が築いた生活様式、礼拝中の身震いやダンス、音楽にも焦点を当てながら、彼らの世界観と社会構造を追う。

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取り扱い twelvebooks
エディション ENGLISH EDITION
サイズ 28.0 x 22.0 x cm
重量 1.0kg
商品コード 1100046182
出版 VITRA DESIGN MUSEUM
ISBN 9783945852668
配送までの期間 ご注文確定後、2-7日以内
カテゴリー
送料 ¥770(税込)
購入条件