スイスのバーゼル出身建築家ユニット、「ヘルツォーク＆ド・ムーロン（Herzog & de Meuron / HdM）」の作品集。

作者による新たなアイコン「イスラエル国立図書館（National Library of Israel）」は、イスラエル人建築家マン＝シナール（Mann-Shinar）との協働により設計された。本書は、読者を石材とモルタルを超えた冒険へと誘い、急速に変化するデジタル時代における図書館の重要性を探求する。世界を代表する作家やアーティストによるオリジナルの短編小説、ペインティング、写真、コミックを収録。

ロスチャイルド財団のヤド・ハナディヴ（Yad Hanadiv）が主導した「イスラエル国立図書館」を30年かけて再生するプロジェクトの集大成を称える一冊。作者がマン＝シナールと共に作り出した、エルサレムの中心に建つ建築の象徴。図書館を公共空間として、物体として、概念として、そして精神的な存在として捉え直すよう、読者を促す。国内外の著名作家による書き下ろしの物語、ゾヤ・チェルカースキー（Zoya Cherkassky）による作品、3人の傑出したイスラエル人写真家による写真、ルトゥ・モーダン（Rutu Modan）によるグラフィックノベルが収録されている。