デニス・モリス
Dennis Morris
デニス・モリスはレンズを通して非凡な人物たちに深く迫る作品群を制作する英国人フォトグラファー。音楽シーンと密接な繋がりをもち、ボブ・マーリーやセックス・ピストルズ、マリアンヌ・フェイスフルのアルバム「ブロークン・イングリッシュ」のカバー写真など、象徴的で印象的な写真作品を制作している。英国サウスオールにあるシーク教徒のコミュニティーの本質を写し出した作品は、後にイングリッシュ・ヘリテッジ(イングランドの歴史的建造物を保護する目的で英国政府により設立された組織)の買上コレクションとなった。主な作品集に『Bob Marley』、セックス・ピストルズの『A Rebel Life; The Bollocks』、1960~70年代の英国黒人文化を記録した『Growing Up Black』などがある。作品はこれまでに、今日美術館(北京)、ラフォーレミュージアム原宿(東京)、アルル国際写真フェスティバル(フランス)、フォトグラファーズギャラリー(ロンドン)、インスティテュート・オブ・コンテンポラリーアーツ(ロンドン)、テート・ブリテン(ロンドン)、メトロポリタン美術館(NY)、京都国際写真祭(日本)、ロックの殿堂(クリーブランド)など国際的に展示されている。