¥ 8,580 (税込)
ポーランド人アーティスト、アリシア・クワデ(Alicja Kwade)の作品集。現在の芸術界において、若手彫刻家である作者ほどに注目を集める立ち位置にいる者は少ない。作者の作品群は、人々が構築してきた現実の調子が、いかに簡単に狂い得るものかを鑑賞者に示す。インスタレーション、オブジェクト、写真といった作品群には、自身の哲学的な思考の実験が具体的な形となって表現されている。それは見る者に、私たちは何もかもを理解することはできない、ということを思い出させるものである。作者は日常生活のシーンにさりげなく介入することで、重力を逆転させたり、小石を宝石に変質させたり、パラレルワールドへの扉を開けさえする。見えないものを視覚化し、想像できないものを理解しようとする作者の世界では、社会通念と物理法則の両方が争点となる。理性で決められた世界の中で、作者は時に詩的、時に不条理な形を作り出す。
本書は、美術史家のエヴリン・スーター(Eveline Suter)の序文、作者の母親で文化科学者のエリザベス・クワデ(Elisabeth Kwade)による「なぜアーティストは独特であるか」について語ったエッセイを収録。また、ドイツ人家具職人で作家のラファエル・ホルゾン(Rafael Horzon)による、道化師が独白する形式の戯曲も収録。テキスト部分も一風変わった仕上がりの作品集。
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取り扱い | twelvebooks |
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サイズ | 24.0 x 16.5 x cm |
重量 | 1.0kg |
商品コード | 1100018877 |
出版 | DISTANZ |
著者 | Alicja Kwade |
ISBN | 9783942405584 |
配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
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送料 | ¥770(税込) |
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