¥ 6,380 (税込)
ドイツ人アーティスト、ハンク・シュミット・イン・デル・ベーク(Hank Schmidt in der Beek)の作品集。2020年7月から8月にかけてミュンヘンの「Christine Mayer Gallery」、2021年12月から2022年2月にかけてブラウンシュヴァイクのアートセンター「Kunstverein Braunschweig」で開催された展覧会に伴い刊行された。
2017年に初版が刊行され、以降再版を繰り返し現在第三版(2024年)まで刊行されている作者の名作『Und im Sommer tu ich malen』に続き、本作でも作者は自身が最も美しいと思うセーターを身に纏い絵を描いた。今回は、「フュルスト・ピュックラー・アイス(Fürst Pückler Eis)」模様のセーターを選んでいる。「フュルスト・ピュックラー・アイス」は、「ピュックラー侯爵のアイスクリーム」の意味を持ち、チョコ・バニラ・イチゴ味のアイスをワッフルで挟んだドイツの定番商品である。前回は屋外で制作を行ったが、打って変わって本作では自身のスタジオの中で取り組んだ。そしてこんなことを考える。
「仮に、カジミール・マレーヴィチ(Kazimir Malevich)の『黒の正方形』の上に、ストロベリー・バニラ・チョコレートの美しいフュルスト・ピュックラー・アートのブラウスを着せたとしたら。絵画の歴史上のこちら側で起きてきたことすべて、向こう側で起こってきたことすべて、そして同じく向こう側でこれから起こるであろうことすべて、それらの間に存在する核である「芸術の出発点」を大いに発動し、この小さな介入を試みることは、美術史上に残った空白の部分にどのような影響を与えるだろうか?なんとも言い難い。試してみるしかない!」
作者は、『黒の正方形』に最も近い環境から出発してみた。1915年、構成主義的な絵画が無対象芸術の世界に向かう旅へと帆を張った、部屋の東の角、つまりペトログラードで開催された「最後の未来派展, 0-10」におけるマレーヴィチが展覧した空間である。
本書は、二箇所の会場で展覧した26点のフュルスト・ピュックラー絵画を収録する。展覧会では、1915年に『黒の正方形』を含む作品が「最後の未来派展, 0-10」で展示されていた時を再現するように、部屋の角を中心として26点の絵画作品が並べられている。
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取り扱い | twelvebooks |
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サイズ | 29.4 x 20.0 x cm |
重量 | 1.0kg |
商品コード | 1100043203 |
出版 | EDITION TAUBE |
著者 | Hank Schmidt in der Beek |
ISBN | 9783945900864 |
配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
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送料 | ¥770(税込) |
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