¥ 7,700 (税込)
スイス人ミュージシャンでありアーティストのアントン・ブリューヒン(Anton Bruhin)による作品集。画家、回文家、音響詩人、口琴(ジューズハープ)演奏家でもある作者が過去20年間にジンの形で非常に私的に制作してきた、年始の挨拶カードをまとめた一冊。
「Health, happiness and money in the New Year.(新年の健康、幸福、そして金運を)」これは、作者が2007年の新年を祝うメッセージとして、最初に作ったジンに記された言葉だ。作者は少年時代から、A6サイズの小さなジンを作るのが大好きだった。1969年にステンシル印刷の『Plim』を作り、その後は、ヴィジュアルアーティストであるハネス・ボザート(Hannes Bossert)と共に1969年から1972年まで共同運営していた出版社「April Verlag」からさらに多くのジンを発行した。約30年後の1998年、『Vierhundertfünfundfünfzig-seelendorf Editionen』と名付けられた40冊のジンが「ブラザー(Brother)」社のファックス機で印刷された。2014年に制作されたシリーズ『Scheissegedichte(クソッタレの詩 / Shit Verses)』では、単語の連なり、回文(ekle meteor—kroete melke)、タイプライター・アート、ピクセル・ポートレートに加え、豚の尻尾の丸まりと一緒に描かれた電気コンセントの絵や、スカトロ的(糞便に関する)二行連句が収録されている。韻を踏んだ自由なものだと(日本語だと韻を踏み切れないが)、
クソは臭いし、ウンチは蒸れる(スチーム)、Shit stinks and poop steams,
ローマ人は木の梁(ビームス)にクソをする the Romans shat on wooden beams
クソはケツ(アス)でつくられて Shit’s formed by the ass
そしてブリュッセルの真鍮(ブラス)で標準となる。and normed by Brussels’ brass.
クソが壁(ウォール)にぶつかっても When the shit hits the wall
ボールのように戻ってこない it doesn’t bounce back like a ball.
クソは町(タウン)で話題になって Shit’s the talk of the town
そしてすぐに名声(リナウン)を得る and soon gets renown.
作者は、近年の作品のサンプルを用い、日本で言うところの年賀状的なものを24ページから32ページのジンで作成した。 長年にわたり、その作品はさまざまに異なる言語的かつ絵画的なテーマ、主題、ジャンルを幅広くカバーしてきた。子供のような好奇心と発見に対する純粋な熱意が、一定の連続性と繋がりをもたらしている。本書には、作者の溢れんばかりの想像力と喜びで満ちたの奔放な宝物が詰まっているのである。
ドイツ語、英語併記。
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取り扱い | twelvebooks |
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サイズ | 10.5 x 14.8 x cm |
重量 | 1.0kg |
商品コード | 1100043558 |
出版 | EDITION PATRICK FREY |
著者 | Anton Bruhin |
ISBN | 9783907236734 |
配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
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送料 | ¥770(税込) |
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