アメリカ人フォトグラファー、スティーブン・ショア(Stephen Shore)の作品集。

カラー写真のパイオニアとして知られる作者は、6歳の時に「コダック(KODAC)」社製の暗室キットを手にした。このことが、後に自身の人生をかけて決定づけた情熱や探究心を発掘するきっかけとなる「贈り物」となった。作者は、暗室が生み出す化学的な錬金術やカメラそのものと特別な関係を育んだ。そしてカメラや暗室は、築いた関係性を通じて、自身の周囲の世界の性質や複雑さを明らかにしていく存在となった。

本書は、作者が10代前半の時期を過ごした1960年から1965年にかけて制作された、これまで全く公開されてこなかった写真群を初めて紹介する一冊である。アメリカ人アーティストであるアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)のスタジオ兼芸術家たちのサロンであった「ファクトリー(Factory)」でウォーホルとともに制作してきた時期に先立った、濃厚な実験期にあたる5年間であった。

本書に掲載された写真はすでに野心や洗練された様子が見受けられ、そのことは、写真という媒体に対する作者の理解の複雑さと、身の回りの出来事に対して注がれた突出した注意力を示している。1960年代初期の活気溢れるニューヨークの記録でありながら、同時にこの若き写真家が関心を寄せ続けていたテーマを明らかにする一冊であると言えよう。

あわせて本作は、作者が若き頃より制作や手腕に限らず自身の周囲の世界に向けてきた生来の感性に関する専門的な記述も生み出している。作者自身による書き下ろしのエッセイも収録。

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¥ 14,300 (税込)

アメリカ人フォトグラファー、スティーブン・ショア(Stephen Shore)の作品集。

カラー写真のパイオニアとして知られる作者は、6歳の時に「コダック(KODAC)」社製の暗室キットを手にした。このことが、後に自身の人生をかけて決定づけた情熱や探究心を発掘するきっかけとなる「贈り物」となった。作者は、暗室が生み出す化学的な錬金術やカメラそのものと特別な関係を育んだ。そしてカメラや暗室は、築いた関係性を通じて、自身の周囲の世界の性質や複雑さを明らかにしていく存在となった。

本書は、作者が10代前半の時期を過ごした1960年から1965年にかけて制作された、これまで全く公開されてこなかった写真群を初めて紹介する一冊である。アメリカ人アーティストであるアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)のスタジオ兼芸術家たちのサロンであった「ファクトリー(Factory)」でウォーホルとともに制作してきた時期に先立った、濃厚な実験期にあたる5年間であった。

本書に掲載された写真はすでに野心や洗練された様子が見受けられ、そのことは、写真という媒体に対する作者の理解の複雑さと、身の回りの出来事に対して注がれた突出した注意力を示している。1960年代初期の活気溢れるニューヨークの記録でありながら、同時にこの若き写真家が関心を寄せ続けていたテーマを明らかにする一冊であると言えよう。

あわせて本作は、作者が若き頃より制作や手腕に限らず自身の周囲の世界に向けてきた生来の感性に関する専門的な記述も生み出している。作者自身による書き下ろしのエッセイも収録。

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取り扱い twelvebooks
サイズ 25.5 x 21.5 x cm
重量 1.0kg
商品コード 1100046625
出版 MACK
著者 Stephen Shore
ISBN 9781917651066
配送までの期間 ご注文確定後、2-7日以内
カテゴリー
送料 ¥770(税込)
購入条件

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